『第一回 学生向けブロー成形デザインアワード』審査結果
2月6日から6月2日の間で作品を募集しておりました『第一回 学生向けブロー成形デザインアワード』の各賞受賞者を当社本社にお迎えし6月20日に授賞式を行いました。
「私たちキョーラクのことを少しでも知ってもらいたい」という思いから企画した本アワード。当社として初めての試みということもあり、今回は出身社員が多い千葉大学のデザイン学科の学生の方々を対象に、「サステナブル×ブロー成形」というテーマで作品を募集させていただき、応募作品23作品の中から大賞、準大賞、特別賞、佳作3点を選出いたしました。
審査はプロダクトデザイナーのMiyake Design 三宅様をお迎えして行いました。
また、三宅様には授賞式にも参加いただき、受賞された学生の皆様へのコメントや対話をいただきました。
今回、作品を応募いただいた学生の皆様には感謝申し上げます。大変ありがとうございました。
以下に受賞作品を発表いたします。
【大賞】橋本紗良様 作品名『spa-sea すぺいしー』
【準大賞】竹中貫太様 作品名『浮く農地』
【特別賞】伊藤航介様 作品名『ACCORDION』
【佳作】高原弘祐様 作品名『カエルウキ』
【佳作】清水陽介様、平子由依様 作品名『Sun Catcher Flower Vase』
【佳作】丸山新世様 作品名『再生野菜をより楽しむためのプロダクトの提案』
【審査会】
6月14日、当社本社にMiyake Design 三宅様をお招きして、当社審査メンバーと共に審査会を行いました。審査は、なかなか難しく、2時間をかけて各賞の作品を選定しました。
【授賞式】
6月20日、当社本社にて授賞式を行いました。
受賞された学生の皆様にお越しいただき、審査員の三宅様にもご列席いただき、アワードの総評と各賞受賞の学生へのコメントをいただきました。
(三宅様アワード総評)
デザインは価値観を作っていくこと。プロダクトデザインの中でどのような価値を作るべきか、大きく言うと「機能的な価値」と「情緒的な価値」というのがあります。「情緒的な価値」とはパッとそのものを見たときに、あ、これ欲しいな、使ってみたいな、かっこいいなといった心が動かされること。デザインをするときには、そのふたつを盛り込んでいかないといけない。今回の応募作品を見るとSDGs(サステナブル)やブロー成形といった「機能的な価値」に注目して解決しているデザインが多く、「情緒的な価値」を盛り込んだデザインがちょっと少なかったです。今回はテーマがSDGs(サステナブル)だったということもあるのですが、問題を解決するということだけでなく人がどういう感覚でそれを使うか、その周りにいるかということを考えてデザインしてもらえると、もっとよくなったと思います。
今回応募した作品もここで終わりでなく、もう少し自分なりに検討してこうしたらよかったかな、こうしたら欲しいと思ってもらえるかなというところをもう少し詰めて、検討してもらえると将来の自分の実力にできるのではと思います。
長瀬社長に冒頭のご挨拶、花房副社長には締めのご挨拶をいただき、授賞式は滞りなく終了いたしました。ご参加いただいた学生の皆様、ご協力いただきました皆様、大変ありがとうございました。
また来年も、対象を広げながら第二回目のアワードを開催できるよう計画していきたいと思います!
(受賞者記念写真)