水上太陽光発電 フロート架台 ミナモソーラーシステム
- 脱炭素
- 再生エネルギー
- 地域貢献
- 環境配慮
- 土地有効活用

ブロー成形のパイオニア
キョーラクが生み出した多くの独自構造を兼ね備える、革新的な水上太陽光発電システム
MADE IN JAPANでの生産をコンセプトとし、長年ブロー成型メーカーとして培った技術により、独自の特殊構造を生み出しました。
抜群の施工性と確かな安全性で、水上太陽光の常識を覆します。
ミナモソーラーシステムは2014年の上市以来、多くのお客様にご愛顧いただき、既に産業用太陽光の分野では低圧クラスからメガソーラーまで多くの実績を積み重ねております。


製品の特長
ブロー成形のプロフェッショナルが自信をもってお届けする独自技術のフロートシステム
輸送時は、畳んでコンパクト
特殊構造の指示板はヒンジ構造で本体内に格納されており、輸送時の才量を大幅に削減します。
又、工具を使用せず、簡単に立ち上げる事で、高い作業効率を実現致しました。

樹脂ボルトによる固定
フロートの連結は2点の樹脂ボルトで行います。
樹脂ボルトは、納入時にフロート本体に固定されています。
これにより固定作業はナットを上から締め付けるだけの構造となり片手でも楽々作業をする事が可能です。
又フロートの一部が通路を兼ねる事により一つの連結箇所で、3個のフロートを連結する事が可能で、圧倒的な組立てスピードを実現します。単純な計算では1MW当たりの組立てスピードは他社比なんと-50%となります。(当社調べ)

自由なレイアウト設計を実現
ミナモソーラーシステムはフロートなどの主要部品の連結をシンプルな構成にて設計しています。
これにより、池の形状に合わせた自由なレイアウトが可能になり、設置面積の少ない池でも対応できる可能性が広がります。
複数のオプションフロートを準備する事で様々なシュチエーションへ臨機応変に対応する事が可能です。

MADE IN JAPANの設計
現場での配線作業などを考慮し、フロートに結束バンドなどを固定できる穴を配置しており、配線ケーブルなどをまとめる事が可能です。
特別な工具を必要とせず、番線、結束バンドのみで配線ケーブルを固定できる為、安全性、施工性の両面で機能します。

100年企業が考える長期間使用への対応
特殊配合の樹脂素材を使用
太陽光発電所は20年を超える設置を前提とした設計が必要で、一般的な樹脂原料では非常に厳しい環境です。
当社は40年以上前より屋外で使用される部品屋外用トイレや建設機械(ミニショベル)キャノピールーフなどで培ったノウハウを用い太陽光フロート架台向け長期耐久を想定した特殊樹脂原料を採用しています。
抜群のメンテナンス性能
水上太陽光発電所は設置後も定期的なメンテナンスが必須で電気設備、フロート、係留システムなど様々な確認の為、発電所内に定期的に立ち入る必要が有ります。
その際当社フロートは桟橋を設置したり、独自のフロート構造(浮力を複数のフロートで支える構造)を有する事で、抜群の安定性を誇ります。
その為、万が一パネルの破損などで交換が必要な時も容易に交換が可能なシステムです。

厳重な品質管理体制
生産は全て自社工場にて実施しており、お客様に安心・安全な製品をお届けする為、人に出来る限り頼らない、自動化システムを導入しております。
フロート内部の密閉などは全数確認を行うなど、厳重な管理により、100年企業のプライドを守った製品づくりをコンセプトをしています。

サスティナブル社会への環境配慮
食品容器 同レベルの環境性能
当社はブロー成形にて数多くの食品容器を製造&販売するメーカーです。農業用ため池にご採用いただくに当たり、当然フロートに採用する樹脂原料も環境に優しい物でなくてはいけないと我々は信じています。
当社フロートに採用する原料は国内に於ける食品容器の規格で有る、食品衛生法 厚生省公示の基準をクリアする材料で生産を行っております。
使用後もリサイクル可能な原料を採用
当社フロートは汎用性の高い、オレフィン系樹脂を採用しています。その為、使用後は撤去、分類、選別を行い、再度リサイクルを行う事も可能です。
EX)プラスチックパレットなどに再活用
使用後もリサイクル可能な素材を使用する事でより環境に優しく、サスティナブル社会へ貢献出来ると考えます。

ミナモソーラーシステムの構成
モジュールフロート構成
太陽電池を取り付けるフロートをモジュールフロートと呼びます。
施工現場ではワッシャー一体型ビスを製品にセットされているナットに取り付けるシンプル構造で組みつけ完了致します。
様々なモジュールフロートとの勘合も可能で汎用性の高い組み付け方式と言えます。
フロート間連結構成

施工手順
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モジュールを取り付ける為、取り付け支持板(中板)を持ち上げる
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中板を立ち上げ、仮固定後、キャップボルト2か所で本体ナットへ取り付け
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フロートとモジュールの組付け①
固定金具(下側)をキャップボルト4か所にて本体に取り付け -
フロートとモジュールの組付け②
固定金具(上側)をキャップボルト4か所にて本体に取り付け -
各種フロートの連結
モジュールフロートを通路ジョイントフロートを用い組立て -
作業現場におけるアレイ組立
作業スペースに応じ、一定の大きさまで連結を行う -
アレイを池に押し出す
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係留位置までボートにて曳航し連結する
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アンカーロープをアンカーフロートに締結させ完工
なぜ今水上太陽光なのか?(メリット)
社会への貢献
現在世界中で様々異常気象(干ばつ、寒波、熱波、大雨、台風など)が発生しています、この一つの原因と言われているのが地球温暖化です。
地球温暖化の大きな要因とされているのが温室効果ガスです。
この地球温暖化を防止する為、日本は国際社会に向け2030年までに温室効果ガス-30%を宣言し2050年までには温室効果ガス実質0を目指す脱炭素社会を実現しようとしています。
今後便利な社会生活を維持し、且つクリーンなエネルギーを調達する事はとても大切です。
その為日本は積極的に再生可能エネルギーを導入していく方針で有りますが、既に日本に於ける、国土当たりの太陽光設置面積は世界1位で有り、国土の狭い日本では大きく開発を進める余地が少ないのが現状です。
そこで、政府も水上空間での太陽光の導入に期待しています。
全国にはため池が15万か所以上有り、ため池としてのみ利用されている事がほとんどで、現行の機能を維持したまま、太陽光発電を設置する事ができる水上太陽光発電には多くの注目が集まっています。

所有者、管理者への貢献
全国に15万か所以上有るため池の多くは農業用として利用されています。
日本全体の人口減少を含め、農業に係る人口は減少傾向にあり、維持管理されている農家の多くが、高齢化し、維持管理が難しくなっている地域が多く存在します。
併せてフロートを設置する事により、ため池水分の蒸発防止や水深の浅い池などはアオコの発生などを抑制する事が出来、汚泥の発生、においの発生などを減少される事例も報告されています。
現在ため池の有する機能を損なう事無く、ため池水面を賃借する事により安定的な賃料収入の得れる水上太陽光開発は所有者、管理者にとってもメリットが多いと言えるでしょう。

発電事業者への貢献
水上太陽光発電所は現在有る水面を利用し、ため池などの機能は維持したまま太陽光発電所を設置出来る事で大規模な造成を伴わない自然に優しい設置場所と言え、且つ水面による冷却効果などで、屋根置きの発電所と比較した場合 年間14%も発電量が多いとの報告が有ります。
当社自社所有の発電所でも、想定を上回る発電量を得る事が出来ており、事業者にとってメリットの多い発電方法と考えます。
